本日は午前中の予報での30%の雨も降らず、
まずまずの天気。
品川区華道茶道文化協会主催のお茶会。
品川歴史館、茶室にて三席。
小間・松滴庵、広間が表千家、次の間が遠州流のお席。
社中、先生を含め5名で伺ってきました。
あまり早めに起きるとまた三度寝くらいしそうだったので
逆算してそこそこの時間に。
三席共に薄茶席でした。まずは小間・松滴庵<表千家>に。
7名できつきつの小間です。
続いて広間<表千家>、次の間<遠州流>と。
大勢さんでほぼ広縁での正座の待機...(@@;お席も早めの動き。
最後のお席では足が...(−−;
遠州流さんのお点前、凄い...お茶杓の清め方の素晴らしいこと、
はじめて拝見しました。袱紗、茶巾の扱いも随分違って
しばし見とれておりました。メモする間もなく...(@@;
お茶杓の拝見も茶杓を正面に向けて置かずに側面を立てて置きつける。
まず、横の景色を、そして、正面にかえすワクワク感がありました。
とても端正なお茶杓でした。ご銘は歌銘でしたが、頭に「郭公」と。
風炉釜が可愛らしかったです。切合で風炉と釜で瓢箪の形、
お棚は蓬莱棚、青貝を一面に貼ったお棗で蓋上に「福」の文字が。
花入は耳付きの青磁。香合は溜塗りで七宝の蒔絵、水指は赤膚焼・大和絵。
蓋置は南鐐の七宝透。主茶碗は萩の筆洗、替が高取。
お菓子は花ぼたん。まことに品がある遠州さんらしい素敵な唐銅の水次。
遅いお昼は社中で品川の中華料理屋さんで。
途中、「母の日」ということで、申し訳程度に母に電話。滝壺汗
小間・松滴庵<表千家>
91のお誕生日をお迎えになった素敵な先生が席主をされてらっしゃいました。
床:福如雲
花:芍薬 露草
花入:シュミ竹竹根花入
香合:亀 出雲焼
茶器:鶴の子育て蒔絵 中棗 十四代宗哲造
茶杓:布袋竹四つ節 銘 大和路
奈良のお坊さんのお作、布袋竹のわりに細身に削られており、
節裏も節に合わせての削り、掌も良く優しいお茶杓でした。
茶碗:黒楽
菓子:青梅
菓子鉢:ご自作
広間<表千家>
掛物:而妙斎筆懐紙 好表装 福海寿山
花入:唐物写 籠
香合:惺斎好 桃 一閑作 即中斎箱
釜:瓢箪 根来茂昌造
風炉:唐銅道安 根来琢三造
風炉先:兼中斎筆 曳舟の図
金地に曳舟の墨絵・・・とても素敵でした。
棚:桐木地丸卓 小兵ェ作 而妙斎箱
茶器:輪島 竹輪蒔絵 尋牛斎花押
茶碗:黒楽 二代長楽造
替:仁清写 草花図 即全造
茶杓:吸好斎自作 銘 末広
建水:モール車軸 浄益造
蓋置:紫交趾六瓢
菓子器 金彩喰籠 尋牛斎筆
菓子:青楓 太市製
茶:而妙斎好 珠ノ白 柳桜園詰
小間での布袋竹・四つ節茶杓拝見して...
あっ、そうだ五つ節を撓めていたものがあると思い出し・・・
帰ってきて早速一気に削り。
画像は水琴窟を前屈して聞く偏屈な工山。(^^;
(看板の文字...描き変えたい...爆)
広間・床、唐物写の籠、
と、本日の茶杓。布袋竹五つ節。ご銘どうしよう...
五十路?爆...天命だと重いし...五月系だと五月にしか使えない...
しばし考えることに。