書、師についている時は、創作など一切せず、
ひたすら臨書=中国や日本の名筆と言われるものを写し書く。
大学に入ってからの油彩でも模写の授業というのがある。
先人の作品に触れ、技法や空気感など修練のもの、
茶杓や抹茶茶碗などの茶道具にも「写し」というものがある。
油彩寄りな考え方だと、手本をみて描いた絵は作品には、なりずらい。
特に客観模写(忠実に再現する模写)だと尚更。
主観模写と言って、主題やコンセプト、構成のみ写して
描く人の風味で描くものなら、まだ作品と言えるかな。
書には、あまり主観模写のようなものない。
…のであまり臨書が好きではなかったのだけど…。
先日、友人の演奏会で聴いている時にふと…あぁ~って。
この演奏のように捉えたら臨書も作品…
かと思えるような…腑に落ちた瞬間。
再現することを考えての譜面ありきの曲と
古典の名筆との性格は違うとは思います。
曲も演奏家の解釈によって随分変わるけれど。
そうしたら作品展に臨書の作品があっても違和感少ないかも。(^_^;
各々の解釈でその筆法を表現する。
今日はちょっと理屈っぽい内容で失礼しました。
今日の作品は
「Forty is the old age of youth; fifty is the youth of old age.」
40歳は若者の中の年寄り、50歳は年寄りの中の若者。
詩人のビクトル・ユーゴーの言葉です。漢字英語混じりで。笑。
五十代が描くと、屁理屈に聞こえる?爆。
演奏を聴いてたら、久々、絵を描きたくなった。
ので、キャンバスを買ってみる。笑。さて、下地作り。笑。
描き屋工山 http://www.quzan.co.jp
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